• セラミック・審美歯科治療

セラミック・審美歯科治療

審美歯科とは

審美歯科、美容歯科と呼ばれている分野です。歯や歯肉の病気を治すことだけが目的ではなく、さらに踏み込み、美しく健康な歯や歯肉を作ることを目的としています。

従来は主に歯の機能的な回復を第一に考えられてきました。しかし口もとの印象というのは、お顔全体の印象にも影響を与える重要なポイントです。そこで最近では歯の機能的な回復にとどまらず、審美的な回復や改善までどちらも重要な要素として治療が行われています。

審美治療で、より素敵な笑顔を目指しませんか?

当院の審美歯科の特徴

UCLAでの専門教育を修了した歯科医師による米国基準の治療

院長はUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の審美歯科センターで実際に患者様を治療しながら2年間にわたる審美歯科研修医プログラムを修了しています。そのため米国基準の審美歯科治療をご提供できます。

診断用模型で理想を再現

当院ではセラミックによる審美歯科治療を行う際に、まず始めに最終的な目標とすべき理想的な形態をワックスで完全に再現した模型、診断用ワックスアップを作製します。このワックスアップを使用して治療のシミュレーションを行い、咬み合わせの確認や歯を削る適切な量を決定します。

マイクロスコープで最高の精度

「マージン」というのは歯と補綴物(被せ物)の接合部のことです。このマージン部は歯の形成の中で最も重要で、このマージン部分を寸分の段差がなく精密に仕上げることにより、2次的な虫歯、表面の汚れのつきやすさ、歯肉の炎症を可及的に抑えることができます。

近年歯科界では、「よく見えること=治療の精度の向上」という流れの中、拡大鏡(拡大ルーペ)を用いた治療が普及してきました。従来の治療のように肉眼ではなかなか確認できなかったような場面でも、確実に目視できるようになり治療精度が向上してきました。マイクロスコープはその最上位に位置するもので、拡大鏡が2倍~8倍程度なのに対し、マイクロスコープは最大20倍以上と圧倒的な拡大率を誇り、治療精度も比例して向上します。

当院では審美治療時にはこのマイクロスコープを使用し、強拡大下でマージン部の仕上げ形成を行いますので、現状で実現可能な最高の精度で最も重要なマージン部の仕上げが可能です。さらに当院では超音波チップでマージン部の仕上げ形成を行っているため、通常のドリル状の回転切削器具に比べてより超精密な形成を実現しています。

また当然技工士も同様のマイクロスコープを使用して被せ物の製作を行い、ドクターが確認した印象を、技工士も同じ環境でそのまま再現して確認します。当院の審美製作はドクターから技工士までが一丸となって究極のマージン精度を追求しています。

【技工士≠セラミスト】 納得のいくまで技工士が直接立ち会い

審美歯科治療において患者様の歯を削り、型取りを行うのは歯科医師ですが、それを引き継いで実際の被せ物を製作するのは歯科技工士です。米国では特にセラミックの被せ物専門の歯科技工士を「セラミスト」として区別する考え方があります。セラミックはいわゆる焼き物ですが、セラミストは下地になる歯の色、患者様の本来の歯に調和する明度、色の濃淡などを考慮して何層にも重ねてセラミックを焼き付け、また被せ物の部分によっても違う種類のセラミックを混ぜたり、一つの被せ物をまるで芸術作品のように製作していきます。

そのためセラミストにとって被せ物は、いわば一つの「作品」ということができ、「良い作品」を製作するために惜しみなく手間をかけていきます。場合によっては何回も患者様のお口の中で色をチェックしながら焼き直す必要がありますが、当院ではこの手間を惜しまず、患者様が満足して頂けるように、技工士ともども最善の努力をして参ります。

セラミック製作の流れ

診査、診断

診断用模型作製、ワックスアップ(最終形態)を作製。理想的な歯のサイズ、形態、傾斜、歯肉の位置などを確認します。

形成

ルーペ下での形成(倍率:3.5倍)から始め、最終的にはマイクロスコープ下(倍率:18倍)で超音波チップによる仕上げ形成を行います。

印象(型取り)

事前に患者様専用の印象用トレーを製作し、当日までにご用意しておきます。形成した歯に印象用コード(圧排糸)を巻き付けていきます。型取りする面を明確にする効果があります。印象用コード+患者様専用トレー+精密シリコン印象材を使用することで高精細な型取りが可能です。

シェードテイク

製作を担当する技工士が必ず来院し、カメラ撮影、スケッチ等色や形に関する情報を採取します。データ上の情報のみを基に製作をするのではなく、実際に製作を担当する技工士が来院し、自ら行うことでイマジネーションを膨らませて製作を行っていきます。

製作

担当技工士が(自ら収集した情報を基に)製作を致します。技工士の製作時にもマイクロスコープを使用し、高精度なマージン部に仕上げています。

試適・修正

担当技工士と共に製作した被せ物を試し入れします。製作を開始後、1回目のご来院で製作物がそのままOKとなるのは約3割程度です。特に前歯においてはほぼありません。シェードテイクにいくら時間をかけていても、それだけ特に色を合わせるというのは難しい行為です。試適は数回かかることも珍しくありません。患者様にはご足労を致しますが、私どもも技工士もより素敵な製作物とするために努力を惜しみませんので、どうぞご協力をお願い致します。試適時に修正が必要な場合、当院のファーネス(電気炉)で焼成し、修正方法の調整を行います。

仮止め

1~数回の試適の後、形・色・咬み合わせ等をクリアした場合、製作物の仮止めを行います。実際に仕上がった製作物を日常でご使用頂くことで、新たに形、色、咬み合わせにご不満な点や修正点が出てくることがございます。その場合、次回ご来院時に再度修正・試適を行います。

本着

1~数回の試適の後、形・色・咬み合わせ等

仮止めが問題なかった場合、最終的なセメントで接着していきます。

前歯部オールセラミッククラウン 2 本の一例 治療期間 2 ヶ月 336,000 円(税別)

※当該歯を含めたお口の中の状態(根の治療、歯肉、嚙み合わせなど)により、治療可否、方針、期間など個人差があります。

当院の審美治療

患者様の様々なお悩みに対し、審美歯科の治療法も多種多様な方法がございます。
当院では、患者様の個々の症状に合った治療法をご提案し、最良の治療を行っていきます。
最新、最良なマテリアル、技術を総合した最高レベルのフルオーダー治療をご紹介。

オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウンは、内面に人工ダイヤとも言われるジルコニアを使用し、その上にセラミックを焼き付けたクラウン(かぶせ物)です。従来型のセラミッククラウンはMB(メタルボンド)、PFM(金属焼付けポーセレン)などと呼ばれ、内面に金属を使用していましたが、オールセラミッククラウンでは一切金属を使用していないため、飛躍的に色調が向上し、きわめて自然の歯に近く再現することができるようになりました。材質はセラミックなので、プラスチックやハイブリッドといわれる材料のように、磨耗や変色の心配がありません。
また、金属を一切使用していないため、金属アレルギーの方も安心して治療を受けることができます。

費用 1歯あたり 前歯部:168,000円 臼歯部:150,000円(いずれも税別)
※失活歯の場合、別途コア材が必要です。



前歯8本の一例
期間 3か月半 1,308,000円(税別)

セラミックインレー

セラミックインレーはすべてセラミックでできた歯の詰め物です。
通常の健康保険内の治療では、虫歯を削った後に金属の詰め物を入れますが、より自然の歯に近い光沢や色調のためにセラミック材料に置き換える事で、審美性・封鎖性・生体親和性を向上させることが可能です。従来のセラミックインレーでは、材料を焼結させて製作していたため強度に問題がありましたが、当院でも採用している最新のプレスシステムでは、従来型の約3倍の強度があります。
材質はセラミックなので、プラスチックやハイブリッドといわれる材料のように、磨耗や変色の心配がありません。
また、金属を一切使用していないため、金属アレルギーの方も安心して治療を受けることができます。

費用 1歯あたり大きさにより 1面:70,000円 2面:80,000円 3面:90,000円 アンレー:100,000円(いずれも税別)
※生活歯のみの適用です。

ラミネートベニア法

歯の表面をわずかに削り、その上に薄いセラミックのつけ爪を貼り付けたものです。
小さな虫歯や、ねじれた歯・摩耗した歯・奇形歯などで前歯の形態を一部修正したい場合、外傷によって歯が欠けてしまった場合、ホワイトニングだけでは遺伝的に歯が白くならない場合などに用いられる方法です。材質はセラミックなので、プラスチックやハイブリッドといわれる材料のように、磨耗や変色の心配がありません。
数本にわたってセラミックの形や大きさを調整し、貼り付けることで、矯正治療を選択することなく歯並びの修正ができます。

費用 1歯あたり 110,000円(税別)
※前歯部の生活歯のみの適用です。



前歯6本の一例
期間 2か月半 660、000円(税別)

セラミックの保証期間は5年間です。(3年まで全額、4年まで50%、5年まで25%当院で保証)
保証については、定期検診に来て頂いた場合に適応されます

 

審美治療・セラミック治療の注意点

  • 患者様のお口の中の状態によっては、セラミックを用いた審美的な治療を行うために、当該歯だけでなく、お口の中全体の治療(口腔衛生指導、根管治療、手術を伴う歯肉の治療、咬み合わせ治療等)を総合的にご提案させて頂くことがございます。
  • 治療期間は患者様のご状況により異なります。特に審美的な仕上りを追求する際には、試適の回数を重ねる場合もあり、当初の予定より長くなることもございます。予めご了承ください。
  • セラミックは陶器です。強い衝撃により、セラミックのチップや、破損する可能性がございます。
    歯ぎしりや食いしばりによる不慮の破損防止のため、ナイトガードのご使用を推奨します。
  • セラミック治療歯は人工歯になるため、後日のホワイトニング効果はありません。
    そのため将来的にホワイトニングをご検討されている場合、またはセラミック治療とホワイトニングを併せてお考えの場合は、隣接する天然歯と色を合わせるため、ホワイトニング終了後よりセラミック治療を開始いたします。
    ※セラミック治療歯の本着後の色変更はできません。

「白い歯にしたい!でも費用が・・・」

セラミック・セカンドラインシリーズ

現状、保険治療で銀歯をいれなければいけないという場面が多々あります。治療を重ねていくうちに気がつけばお口の中が銀歯だらけ、というお心当たりのある方いらっしゃいませんか?

通常、当院の保険外治療では患者様に合わせて専用の型取りトレーをご用意した上で、型取り時も高価で精密な材料を使用します。また色合わせには、製作者である技工士が患者様のご予定に合わせて来院し、直接歯の色の採取、画像の撮影を行って個々の歯の特徴をきわめて忠実に再現して製作いたします。

そのため白い詰め物、被せ物をご選択頂いた場合、それなりに費用がどうしてもかかってしまいます。その結果、保険の銀歯か高価な白い詰め物しか選択肢が無かったとも言えるでしょう。

また、ハイブリッドと呼ばれる白い材料もありますが、一般的に保険治療でも使用されるプラスチックの1種です。プラスチックには吸水性があるため、徐々に色が黄ばんできてしまい、材料自体の物性も劣化してしまいます。そのため、せっかく保険外治療を選んでも時間とともに色が合わなくなるといった欠点がありました。

当院では経年変化のないセラミックでの治療にこだわり、
セミオーダー形式でご提供することで、お気軽にお選び頂ける価格を実現しました。

そろそろ日本でも黒々とした銀歯はやめませんか?

セラミック・セカンドラインシリーズの特長

セラミックインレー

広く保険外治療で使われているキャスタブルセラミック(強化型セラミック)です。

料金 ¥35,000(税別)

メタルボンドクラウン

従来の審美歯科治療で使用されているセラミック焼付冠(MB:メタルボンド)です。内冠に金属を使用しています。

料金 ¥49,800(コア代含む)(税別)

セカンドラインシリーズの注意点

  • お色合わせは色サンプル(16種類)の中からお選びいただきます。
  • お色の修正は原則できません。
  • 適合精度は保険治療と同等です。
  • クラウンは長期間のご使用で歯肉に金属色が透けてくることがあります。
  • 保証期間は1年です。(全額保証)